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2017-06-15

占いに依存しない、占い師の選び方

(こちらの記事は2016年8月2日の過去記事の再掲載です。)

 

占いに依存してしまわないように、占いを使いこなして欲しい。

ゆくゆくは、占いは補助的に使ってもらって、自分で舵取りをして欲しい。

いつもそんな風に思いながら占い師として活動しています。

 

そこで、今回は

依存しやすい人の傾向や、

占い師を選ぶときに見てみるといいと思うポイント

をまとめてみました。

正直、私の主観も結構入ってると思います。笑

一つの意見としてみていただければ幸いです。

 

もくじ

占いに行くタイミングや使い方に対して思うこと

突然ですが。

占いジプシー、そんな言葉は聞いたことありますか?

私はこの占い業界に足を踏み入れるまで、知らなかった言葉です。

 

意味としてはざっくりと

不特定多数の占い師を渡り歩き続ける人

として、私は認識してます。

これがジプシーと呼ばれる所以。

 

単純に占いが好きで、ジプシーやってるならまぁわかる。

占いって面白いもんね。

占い師が変われば同じ質問でも返ってくる言葉や解釈は違うし、

占術が変われば、表現や理解の仕方が変わるので、

新しい知識にワクワクする。

 

私は、自分の選択肢を増やして、
高い精度にしていく為の占いなら、大いにありだと思う。

人生の分岐点が来た時に情報は多いに越したことはないし、
何より最終的に自分で決断できるならば、
占いは是非とも使っていただきたいツールの一つだから。

 

でも、そうやってあくまで楽しむために利用する占いではなく、

同じお題で、自分の中で決められた回答が出てくるまで渡り歩いたり、

いいこと(耳障りのいい言葉)だけを言ってもらうが為に、アゲ鑑定目当てで渡り歩いたり…

(※アゲ鑑定:占い結果にかかわらず、いい結果だけ聞かせてお客さんの気分をアゲてリピートさせる手法)

 

そうやって占いを使うのは、どうなんだろうなぁ?
といつも疑問に思うのです。

 

占いの使い方も、お金の使いかたも、
その人の自由だと言われればそれまでなのですが笑

占い師である以上、
自分が楽しむためだけの占いを求められるシーンもあるので、
これはとても難しい問題なのです。

 

占い依存の作り方

私は「占いは信じるものではなく、使うものだ
とよく言っています。

占いを生業にするものとしての、一つのポリシーです。

 

不安になるとすぐ占い

相手の気持ちが知りたくなったらすぐ占い

自分の決断を判断してもらうためにすぐ占い

今日〇〇にいっていいかとすぐ占い

なんでもかんでもすぐ占い…

 

こうなってくると、ジプシーというよりも占い依存症です。

 逆に言うと、このように導けば故意に占い依存症にすることができるんです。

 

ここで立ち止まって考えていただきたいのは、

そのあなたの中に抱えているものって、
そんなやり方で解決できる話なのか?

ということ。

 

実際解決出来てないから
いつまでも同じ内容を占い続けてるんじゃないの?

占いでしか物事決められなくなっちゃってるんじゃないの?

 

そもそも、本当に解決できる占い師を選べているの?

 

 

占い師はね、変えていいんです。もちろん私も含めて。

ずっと同じ人に見てもらわねばならない理由なんてないんです。

適度な量で色んな意見取り入れることはいいことだし、

占い師によって得手不得手もあるので、

適時使い分けたらいいんです。

 

でもね、

このご時世調べればどんな占い師なのかなんて
ある程度わかるのに、調べない。

適度な量が自分でわからないのに、
1から10まで占いに頼りまくる。

 

その行動が巻き起こす“こと”の大きさを考えたことありますか?

 

占い師選びが雑なせいで、
うっかり腕や技のない占い師もどきを掴んで、

いつまでたっても解決もしなくて、
お金も飛ぶしストレスもかかる。

毎回いい内容言われたはずなのに、
上手くいかなくなることが多く、

解決策は聞きに来いと言われるのに
解決策は特に教えてもらえないまま、
相手の気持ちだとか、
本当かどうかあてにもならないことを伝えてもらい、

その場では盛り上がるから色々と、
なんなら万事を知ったような気になって、

 

でも、実際はなーんにも変わってないから同じことの繰り返しで。

 

遂には自分で解決していく自信も力もなくなってって、

また占いに頼って、どんどん依存していく…

 

そんな風にはなっていませんか?

 

目に見えないものへの対価と、占い師の選び方

何においても、安かろう悪かろう、高かろう良かろう…
ってわけではないのもよくわかってる。

化粧品だって、
高くても結果が出なかったり逆効果なこともあるし、
安くていいものもたくさんある。

時間かけても、なかなか結果が出ないことだってある。

ただ、どのジャンルのものも、
高いものにも安いものにも必ず理由がある。

折角大切なお金を使うなら、
どういう対象にお金を落とそうとしているのかは調べるべきだと思うんだ。

目に見えないものでも、立派なお買い物だから。

あなたの大切なお金だから。

 

あと、何よりも

大切に抱えてきた悩みなんだったら、
なおさらそれを打ち明ける相手もこだわろうよ。

 

あなたの悩みの価値は、いかほどでしょうか?

ささっと解決できそうな内容でしょうか?

「お試し価格」で解決できるボリュームでしょうか?

 

その内容には、
どれだけの覚悟、時間、労力、金額をかける価値がありそうですか?

 

 

占いは、劇的な変化をもたらすものではありません。

年単位で結果が出てくることもあります。

それでも一番大切なのは、
お客さんの思いや本当の願いであることは間違いないので、

そういう点を大切にしていると感じる占い師を選んでほしいなあと思うばかりです。

 

 

私の占いが当たるか否かを引き合いに出してくる人もいますが、

正直な話、占いの結果が当たるのは、占い師としてそんなのは当然なんです。

プロを名乗る以上、「当たる」ことは大前提です。

 

真面目な話、リピーターという存在がつき始めるのは
的中率が70%を超えてからと聞きます。

なので100発100中当たる!まで行かずとも、
80%越えの方はガチの占い師という解釈でいいと思います。

そして、占い師を名乗るのであれば、
それくらいの覚悟が必要であるということ。

それを確認するために、お試しで占うのはアリだと思います。

実際、実占じゃないとわからないものも多いし。

 

当たっててもピンと来なければ、占い師との相性の問題もある。

「当たる」とは、価値観や個人の解釈、伝え方にもよるので、
実は結構曖昧だったりするのです。

 

そういう点を踏まえた上でも本当の選び所は

その人の人柄や考え方にあると思います。

 

同じくらい当たると言われる占い師がいるなら、
人柄や価値観が似てる人を選んだらいい。

ぱっと見印象良さそうでも、話してみたら
固定観念ゴリゴリでしんどい、なんてこともあります。

だから、そこを知ってから、本編に入っても遅くないし、
自分も安心して話ができると思いますよ。

 

 

占いは、薬にも毒にもなります。

目に見えて何か形として残るものではないので、
その時に自分が感じたものや、記憶だけが頼りです。

 

悩みやモヤモヤがスッキリできる占い師さんに、
皆さんが出会えますように。

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