2018-01-08
誰かの幸せを願うこと
「恩送り」という言葉をご存知でしょうか?
英語では、pay it forward ともいいます。
このタイトルの映画もありますね。
誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、他の・次の人へ送ること。
そして、その人はまた他の人に渡して、また次の人に渡して…と、ぐるぐると「恩」が連鎖して世界中に巡っていくこと。
それを、恩送りといいます。
この言葉を聞いたときに、とっても素敵だなーと思いました。
優しい世界、穏やかな関係性ってここにあるのかもな、って。
そして平和であったかい連鎖で作られるんだな、って。
恩、という言葉には本来「めぐみ(恵み)」や「いつくしみ」という意味が込められているそうです。
そして、他者から受ける感謝すべき行為のこと。
つまり「恩」は、自分だけでは成立しないのです。
相手あっての話なのです。
日々の中で、知らない人でもちょっと手を差し伸べたり、手を貸すことが、恩送りの第一歩。
誰かにめぐみを与えよう!
誰かを慈しむことにしよう!
誰かに喜んで幸せになってもらおう!
誰かを救おう!助けよう!
そういう力んだものじゃなくて。
ほんのちょっと、身近な人の無病息災や成功を祈ることだけでもいいと思う。
ほんのちょっと、喜んでくれるかなって気持ちで行動するなんて、最高に最高だと思う。
ほんのちょっと、視界の端に留まった気になるものに意識を向けて、勇気を出して声をかけることもいいと思う。
人だけでなく、動物や、植物、空間へ、恩を送ってもいいと思う。
「恩送り」。
古くから日本にある考え方。大切にしていきたいな。
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